ビットコイン暴落を乗り越えた人、手放した人──2018年の教訓と長期視点の価値
2017年末、ビットコインは日本円で約240万円という史上最高値を記録しました。仮想通貨バブルの絶頂期、多くの個人投資家が「乗り遅れるな」とばかりに市場に参入し、まさに熱狂の渦中にありました。
しかしその後、2018年を通じて価格は急落。2019年1月7日には約33万円まで下落し、ピーク時から実に85%以上の下落幅を記録しました。この暴落は「クリプト・ウィンター(暗号資産の冬)」と呼ばれ、仮想通貨市場全体が冷え込んだ時期でもあります。
この局面で、投資家の明暗は大きく分かれました。
暴落で「損切り」した人、持ち続けた人
2018年の高値圏でビットコインを購入した人の多くは、2019年初頭の暴落で大きな含み損を抱えることになりました。中には「もうダメだ」と判断し、損失を確定して市場から撤退した人も少なくありません。
一方で、価格が下がっても売らずに保有を続けた人もいます。彼らは「ビットコインは長期的に上昇する」という信念を持ち、短期の価格変動に一喜一憂せず、静かにホールドを続けました。
その後の展開はどうなったでしょうか?
その後のビットコイン価格の推移
- 2019年6月: 約150万円まで回復
- 2020年末: コロナ禍の金融緩和を背景に再び上昇
- 2021年11月: 約780万円の史上最高値を更新
- 2024年3月: 約1,000万円を突破
- 2025年10月現在: 約1,240万円(過去最高値を更新中)
2018年当時は、芸能人がビットコインで儲けたとか、翌年には大きな損失を出したといった話題がメディアを賑わせ、ネガティブな印象だけが強く記憶に残っている人も多いかもしれません。しかし、実際には当時の底値から現在までにビットコインは約40倍近い上昇を遂げており、その事実を知らない人も少なくないのではないでしょうか。
つまり、2018年に高値掴みをしても「売らずに持ち続けた人」は、数年後に含み益へと転じた可能性が高いのです。
ビットコインは「投機」なのか?
「ビットコインは投機だ」「ギャンブルと変わらない」という声は今でも根強くあります。確かに、短期的には価格の変動が激しく、ニュースやSNSの影響を受けやすい資産です。
しかし、長期的なチャートを見ると、ビットコインは登場以来、基本的には右肩上がりのトレンドを描いています。もちろん、途中には何度も暴落がありましたが、それを乗り越えてきたのも事実です。
私の考え──「持ち続ける」ことの強さ
私は、ビットコインを「長期的に上昇基調にある資産」と捉えています。もちろん未来のことは誰にも分かりませんし、投資にはリスクが伴います。
それでも、私が重視しているのは「時間」です。短期的な値動きに振り回されず、自分の信念と目的に基づいて保有を続ける。それが、結果として利益につながると考えています。
2018年の暴落時に「もう終わりだ」と思って手放した人と、「まだ終わっていない」と信じて持ち続けた人。その差は、数年後に大きな違いとなって表れました。
投資に必要なのは「価格」より「姿勢」
- 一時的な下落で焦って売るのか
- 長期的な視点で保有を続けるのか
- 自分のリスク許容度を理解しているか
- 情報に振り回されず、自分の軸を持てるか
これらの姿勢が、投資の成否を分けると私は思います。
まとめ:未来は誰にも読めない、だからこそ「時間」を味方に
ビットコインは今後も上がるかもしれませんし、また大きく下がるかもしれません。ですが、これまでの歴史が示しているのは、「短期の波に惑わされず、長期で見れば上昇してきた」という事実です。
投資は自己責任ですし、万人にビットコインを勧めるつもりはありません。ただ、2018年のような暴落を経験しても、信念を持って保有を続けた人が報われたという事実は、私にとって大きな学びでした。
「持ち続ける勇気」こそが、最大のリターンを生む鍵になる。
これは、私自身の経験と観察から得た、ひとつの結論です。


