”つぎはぎ”は かっこいい

すっかり肌寒くなってきたので、そろそろ新しいアウターを購入しようと思い、いろいろなサイトで探していた。最近は、服を選ぶ基準として、見た目よりも機能性重視で選ぶようにしているのだが、どのメーカーにも際立った差が無く決めかねていた。

そんな時に、新聞でアウトドアメーカーのパタゴニアについての記事を見つけた。内容はパタゴニアの製品にはリサイクルされた原料が使われているのだが、漁業で使われ廃棄された網を再利用し製品材料にする事業をはじめた人物の実話を元にした絵本「しんぴんよりもずっといい」を同社が発表したとの内容だった。

登山家のイボン・シュイナード氏が1973年に創業したアウトドア用品会社・パタゴニアは、サステナブル(持続可能)な経営で知られていて、無駄な購入を控えて長く使ってもらうために有料でリペア(修理)も受け付けている。

リペアについては、古くなったら買い替える以外の選択肢を考えたことがなかったので、耐用年数が数年で、数を売ろうとする企業とは全く真逆の取組みと言える。

パタゴニアの販売するTシャツには、私の好きな切り絵作家であるアメリカ・ワシントン州オリンピアの切り絵作家ニキ・マックルーアがデザインしたものがあり、Tシャツを探して、これまでも何度となくパタゴニアの店舗に足を運んではいるのだが、他社と比較すると値段が高いように感じていた。

少々値段が高くても、購入後にリペアして長く着ることを考えれば、ずっと経済的かもしれない。服に空いた穴を刺繍でおしゃれに仕上げるダーニングのように、数年や数十年経過したダウンジャケットやトレントシェルジャケットをリペアテープでかっこよく補修することを想像すると購入を迷っていた商品も違って見えてきた。

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