実家の両親に送って最も喜ばれた家電
私は就職をきっかけに、一人暮らしをするようになって。実家で暮らしている時には当たり前のように思っていた掃除や食事の準備、洗濯といった家事が、自分でやるようになって初めて親の大変さに気づきました。特に母親は毎日のように食器を洗っていたのに、私はそれに対して感謝の言葉もかけたことがありませんでした。
そんな親への感謝の気持ちを込めて、働いて稼いだお金で誕生日や母の日といった機会に贈り物を送るようになりました。その中には家電もいくつかあります。贈り物なので親に相談して何を買うのかを決めることはできないので、親が喜ぶと思うものを選んで送りました。しかし、その中には数回使っただけで使用しなくなったものや、使わないまま仕舞い込まれてしまったものも多くありました。今回は、送って最も喜ばれた家電と、逆に使われなかった家電について紹介したいと思います。
まず、最も喜ばれた家電は食洗機です。食洗機は今では多くの家庭に普及していますが、私が送ったのは約30年ほど前のことです。当時はまだ食洗機を持っている家庭は少なく、私の実家もそうでした。私は母親が毎日食器を洗っているのを見て、洗い物が少なくなして、もっと楽にしてあげたいと思いました。そこで、母の日に食洗機をプレゼントすることにしました。食洗機は高価なものなので、家電量販店を巡って、おすすめの商品を見つけました。私が選んだのは、コンパクトで省エネで静音で洗浄力が高いという特徴を持つ食洗機でした。
母の日に食洗機を送ったところ、母親と祖母は大喜びでした。すぐに設置して使ってみたところ、「洗い物が楽になってとっても良かった」と感想を言ってくれました。以来、母親は食洗機を愛用しており、現在使用している食洗機は3代目になります。食洗機のおかげで、母親は食器を洗う時間を節約でき、他のことに時間を使えるようになりました。また、食洗機は手洗いよりも水や洗剤の消費量が少ないので、環境にも優しいというメリットがあります。私は母親が食洗機を気に入ってくれて、本当に良かったと思っています。
次に、使われなかった家電として生ごみ処理機を挙げます。生ごみ処理機は、室内で使用するタイプで、生ごみを大鋸屑と酵素で分解するというものです。理由は、母親がガーデニングが趣味で、生ごみを堆肥にできると思ったからです。私は生ごみ処理機があれば、母親が堆肥を作るのに便利だと思いました。生ごみ処理機は5万円ほどする高価なものでしたが、喜んでもらえると信じて買いました。
生ごみ処理機を送ったところ、母親は「ありがとう」と言ってくれましたが、一応使ってみたところ、室内に異様な匂いが充満するという問題が発生しました。生ごみ処理機は、生ごみを分解する過程で発酵臭やアンモニア臭などの悪臭を発することがあります。私はそのことを知らなかったので、母親に迷惑をかけてしまいました。数回使っただけで生ごみ処理機を使用しなくなり、廃棄してしまいました。私は生ごみ処理機を送ったことを後悔しました。
親に喜んでもらえる家電の選び方として、私は以下のことを学びました。
- 親が本当に必要としているものかどうかを考える。
- 親が使いやすいものかどうかを考える。
- 親の趣味や好みに合わせる。
- 親の生活環境に合わせる。
- 親に相談することも大切。
親に家電をプレゼントするのは、感謝の気持ちを伝える素敵な方法だと思います。しかし、失敗しないように注意することも必要です。私はこれからも親に喜んでもらえるように、家電の選び方を工夫していきたいと思います。