Amwayの記事を読んで
2022年10月15日の新聞に「日本アムウェイに取引停止6ヶ月」との記事があった。その、アムウェイの記事を読んで、知り合いのおばさんの事を思い出した。
子供の頃、知り合いのおばさんがアムウェイ社製の歯磨き粉を、私の親に紹介した事があった。インスタントコーヒーの蓋にアムウェイ社製の練り歯磨きと他社の練り歯磨きを指で円を描くように塗ってから、歯磨き粉を洗い流すとアムウェイ社製は何も変化がないのに対して、他社のは蓋に細かい傷がたくさんついていると言うものだった。傷は、歯磨き粉に研磨剤が入っているためで歯に良くないと言う説明だった。
それから10年近く、アムウェイの歯磨き粉を使っていたが、いつの頃からか「シャボン玉石けんの歯磨き粉」にとって変わった。
その他にも、誰かに勧められた訳でもないが、浄水器はアムウェイ製品をもう長年使っていて、壊れると買い直すので、今使っているのは3代目である。約8万円程と安くはない買い物ではあるが、他社と比較しても性能に不満はない。
調べてみると、俗に言うマルチ商法と言われる「連鎖販売取引」そのものは違法ではないが、しつこい勧誘、社名や目的を告げずに客に近づき商品を勧める行為が違法のようだ。アムウェイのホームページには「アムウェイってマルチ商法なの?」という動画もあった。
今は少なくなったが、服を買いに店舗に入ると、店員があれこれ勧めてきたり、必要以上に身なりについておだてられたりするのを、わずらわしいと思ったのは一度や二度ではない。買い物は、自分の意思で選んだと思いたいのだが、製品について説明されて初めてこれまで使っていた製品を他社と比べる機会を得ることもある。
違法な行為は論外だが、見栄えのいい広告を作る費用がかけられなかったり、優秀な営業マンを雇用する人件費がなかったり、といった企業や製造者の優れた商品を、我々消費者が見つけ出そうとしたら、どんな手段があるのだろうか?