壊れたプレーヤーと聴けないレコードをどうする?

最近、レコードの人気が再燃しているそうで、一時的なブームではなく音楽の楽しみ方の一形態として定着しつつある。といったことをTVで言っていた。

実家には、すでに役目を終えたステレオが、電源すら入れることもなくなったにもかかわらず、今も畳一畳ほどのスペースを占拠し、ひっそりと鎮座している。その傍らには数十枚のレコードが立ててあり、レコードジャケットは購入した時からビニール製の保護袋に収まっているのだが、その保護袋は触るとボロボロに崩れてしまう程に劣化している。

レコードを聞いていたのは高校生くらいまでで、当時はレコード販売店に予約したレコードを受け取りに行くことは心躍る特別なことだったし、気に入ったレコードは1日に何十回も再生していた。それが、今ではレコードどころかCDすらも聞くことがなくなって、スマートフォンでApple musicやAmazon musicで検索して、主に通勤時間など外出先で聴いている。

かつては、時間帯毎のFMラジオ番組と流される曲名が載った雑誌もあって、リスナーからのリクエストに応えて曲を流したり、ヘビーローテーションで流される曲がヒット曲になったりとFMラジオが音楽の中心だった。ラジオから流れる曲をカセットテープに録音するのはもちろんのこと、さらにはカセットテープのテープを本体から引き出して、両面テープで貼り合わせて曲と曲の間を短く編集するといった職人レベルのテクニックを駆使してオリジナルのカセットテープを作っていた。

気に入ったアーチストの楽曲があればレコードを購入するのだが、一枚が2,000円程度なので月に一枚変えれば良い方で、邦楽だったら誰か購入した友人からカセットテープにダビング(コピー)してもうこともできたのだが、洋楽ファンだったために自分で購入するしかなかったので、お小遣いのほとんどはレコードに消えていた。

レコードの音質には人間の耳には聞こえない音域が再現されているとの説があるようだが、音質はデジタルが最高水準だと思っているので、その説は受け入れたくないし、事実ならばレコードプレーヤーを買いたいとの衝動が自分の中で湧き上がりそうなので、知らない方が良いような気もする。

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