犬を抱っこするのはなぜ?犬の健康に影響はあるのか?
犬を飼っている人の中には、散歩中や家の中で、犬を抱っこしている人をよく見かけることがあります。犬は抱っこされるのが好きなのでしょうか?犬の健康にはどのような影響があるのでしょうか?今回は、犬の抱っこについて、犬の心理やメリット・デメリットを紹介します。
犬が抱っこされるときの心理
犬が抱っこされるときに考えていることは、犬の性格や状況によって異なりますが、一般的には以下のような心理が働いています。
- 安心感:犬は飼い主に抱っこされると、飼い主の匂いや温もりを感じて安心します。特に、不安や恐怖を感じるときには、飼い主に守られているという感覚が強くなります。
- リラックス感:犬は飼い主に抱っこされると、甘えたいという欲求が満たされてリラックスします。疲れているときや眠いときには、飼い主の腕の中でウトウトと寝てしまうこともあります。
- 楽さ:犬は飼い主に抱っこされると、歩かなくていいから楽だと感じます。特に、小型犬や肥満傾向の犬は、歩くのが苦手や疲れやすいので、抱っこされることで身体の負担を減らすことができます。
- 嬉しさ:犬は飼い主に抱っこされると、飼い主からの愛情を感じて嬉しいと感じます。飼い主の顔を見たり、飼い主にキスをしたりすることで、飼い主との絆を深めます。
- 不安感:犬は飼い主に抱っこされると、高さに不安や恐怖を感じることもあります。特に、抱っこに慣れていない犬や、高所恐怖症の犬は、抱っこされることでストレスを感じることがあります。
犬の抱っこのメリット・デメリット
犬の抱っこには、犬にとっても飼い主にとってもメリットとデメリットがあります。以下にそれぞれを挙げてみます。
メリット
- 犬と飼い主の信頼関係を築くことができる:犬は飼い主に抱っこされることで、飼い主に対する信頼感や愛情を強めます。飼い主も犬の表情や仕草を観察することで、犬の気持ちを理解することができます。
- 犬の健康状態をチェックすることができる:犬を抱っこするときには、犬の体重や体温、皮膚や毛の状態などを確認することができます。犬の健康状態に異変がないか、早期に発見することができます。
- 犬の安全を確保することができる:犬を抱っこするときには、犬の首輪やリードをしっかりと持つことが大切です。犬を抱っこすることで、犬が逃げたり、他の犬や人に噛んだりする危険を防ぐことができます。
デメリット
- 犬が甘えん坊になってしまう可能性がある:犬が抱っこされることに慣れすぎると、飼い主に依存してしまう可能性があります。犬が飼い主に抱っこをせがむたびに、抱っこをしてあげると、犬は自分の言うことを飼い主はなんでも聞くと考えます。飼い主よりも自分が上だと勘違いしてしまいます。また、飼い主がいないときに寂しさに耐えられなくなるでしょう。
- 犬の運動不足になってしまう可能性がある:犬が抱っこされることに慣れすぎると、歩くことを嫌がるようになる可能性があります。犬には適度な運動が必要です。運動不足になると、犬の健康に悪影響を及ぼします。肥満や関節病、ストレスなどの原因になります。
- 犬の社会性が低下してしまう可能性がある:犬が抱っこされることに慣れすぎると、他の犬や人とのコミュニケーションを取ることを嫌がるようになる可能性があります。犬には社会性が必要です。社会性が低下すると、犬の精神的なバランスが崩れます。攻撃性や恐怖心などの問題行動を引き起こすことがあります。
犬を抱っこするときの注意点
犬を抱っこするときには、以下のような注意点があります。
- 犬の体型や大きさに合わせて抱っこする:犬を抱っこするときには、犬の体型や大きさに合わせて、犬の背中やお腹を支えるようにして抱っこします。犬の首や足を引っ張ったり、犬の体を圧迫したりしないように注意します。犬が苦しそうにしていたり、嫌がっていたりしたら、すぐに抱っこをやめてあげます。
- 犬の気分や状況に合わせて抱っこする:犬を抱っこするときには、犬の気分や状況に合わせて、抱っこするタイミングや方法を調整します。犬が元気で遊びたいときや、他の犬と交流したいときには、抱っこを控えてあげます。犬が不安や恐怖を感じるときや、疲れているときには、優しく声をかけてから抱っこをしてあげます。犬が抱っこを嫌がるサインを出したら、無理に抱っこを続けないようにします。
- 犬の抱っこは、犬と飼い主の関係に影響を与える重要な行為です。犬の抱っこにはメリットとデメリットがありますので、犬のためになるように、適切に抱っこをしてあげましょう。