映画『終わらない週末』を見た感想:現代の終末を描いた不気味なサスペンス

こんにちは、今回は、Netflixで配信中の映画『終わらない週末』について感想を述べたいと思います。この映画は、サイバー攻撃によって外界と遮断された別荘で、2組の家族が不可解な現象に直面するストーリーです。

ネタバレを避けるため、作品の内容を詳しく触れる前に、私は原作や予告編、レビューを避けて楽しみたい派なので、鑑賞後に読んでいただけるとありがたいです。

まず、この作品は現代の国家間の緊張状態とテクノロジーの進展が絡み合った、これまでにない体験を映像化した点が特筆されます。現実味を帯びた恐怖や不安を感じつつも、引き込まれるストーリーテリングになっています。

イーサン・ホークの出演について、彼の俳優としての魅力にずっと惹かれてきました。この作品での彼の演技は、かつてとは異なる役柄に取り組む姿が印象的でした。また、ジュリア・ロバーツが共演しており、彼らの存在が作品を安心して観ることができる要因となりました。ジュリア・ロバーツは『プリティ・ウーマン』や『エリン・ブロコビッチ』などの代表作を持っていますし、イーサン・ホークも『ビフォア・サンライズ』や『ボーイフッド』などで知られています。

実は私は家族の中でNetflixを契約しているのに、ほとんど利用しないのです。その一因は、似たようなプロットの作品が多く、途中で視聴を断念してしまうことがあるからです。私はドキュメンタリーに興味がありますが、今回は期待していた映画だったので最後まで鑑賞しました。

監督・脚本のサム・エスメイルは『MR.ROBOT/ミスター・ロボット』や『ホームカミング』などで知られています。彼は得体の知れない世界観を効果音やカメラワーク、視覚効果で描き出し、登場人物の心理を見事に表現しています。特に、乗り物に乗ってはいけない法則を忘れてしまった登場人物たちの運命は、見ている側もドキドキさせられました。

この映画の原作は、ルマール・アラムの小説「Leave the World Behind」です。この小説は全米図書賞にノミネートされたベストセラーで、日本語にも翻訳されています。出版された時期が新型コロナウイルスのパンデミックで世界がロックダウンした時期と重なったこともあり、大きな注目を集めました。

作品には人種や階級、家族や信頼などのテーマが含まれています。特に、白人家族と黒人家族との関係はアメリカの社会問題を反映しているように感じられました。また、子供たちの視点から見た世界の変化も、大人たちとは異なる感受性を持っています。

結末はあまり明確ではありません。登場人物たちの運命や出来事の真相は、観る人それぞれの想像に委ねられます。私はこの映画が描く終末を、現代の国家間の緊張状態やテクノロジーの進展がもたらしたものと捉えました。ただし、これは私個人の解釈であり、他の人が異なる見方をする可能性もあります。それがこの映画の魅力の一つだと思います。

以上が私の感想です。この映画は現代の終末を描いた不気味なサスペンスで、見ている間は不安になるかもしれませんが、その分引き込まれる作品です。豪華な俳優陣の演技も見所です。Netflixで配信中なので、ぜひチェックしてみてください。それでは、また

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