佐賀県の三瀬にあるりんご園:りんごって水々しい
もし、少しばかりの土地を持てたら、果樹を植えてみたい。自宅の流し台の脇で、生ゴミとなる運命から一転、逞しく目を出したアボガトの種を、窮屈な瓶の中ではなく広々とした山間の土地で思う存分に葉を茂らせてやって、結実する3年後にアボガドの実を収穫してみたい。
9月下旬、この日は台風が過ぎ去ったばかりで急激な気温の低下により肌寒く感じる。待ち望んでいた収獲の秋を満喫したいと思い、佐賀県の三瀬にあるりんご園を訪れた。
福岡県側からだと三瀬峠の料金所から大和インター方面へ進み、途中には道案内用のリンゴの絵が描かれた手作り看板が点在しているので、その看板を頼りに山間の道を自家用車で進むと約10分で到着する。
付近には、リンゴ園を営む農家さんは何件かあるようだが、ここには10年ほど前に一度、小学生だった娘を連れてりんご狩りに訪れた事があった。
その時に食べたリンゴが、果汁が多く甘味と酸味を強く感じれて美味しかったので。また、いつか訪れたいと思いながらも、気が付けば、ずいぶん時間が経ってしまった。
自分の背丈よりもずっと高いリンゴの樹に囲まれて、自分の手でリンゴを収穫するという体験は、栽培から収穫といった生産工程の一部分ではあるが、食べ物がどんな場所で作られているのかなど、子供の食育にとても役立つ体験だと思う。
今回は、りんご狩りをする時間の余裕がなかったため、りんご2キロと搾りたてのリンゴジュース、りんごパイを購入して、自宅で美味しく頂いた。