「自分で庭木の剪定をすることで得られるメリットとは?」

私は自宅の庭木の剪定を自分で行なっています。庭木の剪定にはいろいろなコツや技術があります。今回は、素人の私が6年間の経験から得た知識や書籍やメデイアなどで調べて学んだことなどを交えてお話ししたいと思います。

最初に自分で庭木の剪定を始めた理由は、費用を節約するためでした。以前は業者に依頼していたので、年に2回の剪定に多額の費用がかかっていました。しかし、自分でやるようになってからは、費用を節約できるだけでなく、庭木を手入れすることが楽しくなりました。庭には、木を見る楽しみだけでなく、鳥が飛んできたり、室内でも聞こえる囀りがあったり、庭木を手入れすることで美しく保ち、害虫を抑えて快適な生活環境を手に入れることができました。

庭木の手入れを怠ると、見た目が悪くなるだけでなく、アシナガ蜂やスズメバチが巣を作ることもあります。蜂に対しては殺虫剤を使うことが一般的ですが、蜂が巣を作るのは虫を捕食するためなので、アシナガ蜂を食べるスズメバチも出現するという食物連鎖があります。

手入れされた庭は美しく見えるだけでなく、危険な害虫が少なく、安全な場所となります。

庭木剪定の種類

庭木の剪定は、木々を美しく整えるための作業です。正しい剪定技術を用いることで、木の成長を促進し、健康状態を維持することができます。庭木の剪定には、大きく分けて3つの種類があります。

 

 1. 整形剪定

      庭木の形を整えるために行う剪定で、主に若木のうちから形を整えるために行います。

 2. 生育剪定

    庭木の成長を促すために行う剪定で、軽い剪定を繰り返すことで、木全体が健康に成長します。

 3. 減量剪定

    庭木の大きくなりすぎた部分を切り落とすために行う剪定で、剪定することで木全体がバランスよく成長します。

庭木剪定の手順

庭木の剪定には、剪定する木の種類や形状、成長状態、目的に応じた剪定方法がありますが、一般的な手順を以下に示します。

1、剪定する木の状態を確認する

まずは、剪定する木の状態を確認しましょう。木の種類や成長状態、目的によって適切な剪定方法が異なります。また、剪定する木の周囲には、障害物や人がいないか確認しましょう。

2、剪定する部位を決定する

次に、剪定する部位を決定します。不要な枝を切り取ったり、木の形を整えたり、枝の密集部分を薄くするなど、目的に応じて剪定する部位を決めましょう。

3、剪定する枝の太さを確認する

剪定する枝の太さを確認しましょう。枝の太さによっては、専用の剪定道具が必要になる場合があります。

4、剪定道具を選ぶ

剪定する枝の太さに合わせた適切な剪定道具を選びます。一般的に、剪定鋏、はさみ、バイパス式剪定鋏、大型の伐採鋸などが使われます。

5、剪定を行う

剪定道具を使って、決定した部位を切り取ります。枝を切る際は、刃を斜めに入れ、切断面ができるだけ滑らかになるようにします。また、切り口から約5ミリメートルほど残しておくと、傷口が早く治ります。

6、剪定後の手入れ

剪定が終わったら、剪定した部位に傷がついていないか確認しましょう。剪定後、木が傷つかないように傷口に防腐剤を塗ることもあります。剪定後には、剪定した枝を処分し、周囲を清掃して終了です。

以上が、一般的な庭木の剪定の技術的な手順になります。

剪定のタイミング

剪定は、春と秋に行うのが一般的です。春の剪定は、新芽が出る前に行うのが望ましいです。秋の剪定は、木の成長が終わった後に行い、冬季に入る前に終わらせるのが理想的です。

1、春の剪定

春の剪定は、冬の間に成長した新芽や花芽を促進するために行われます。春の剪定は、冬の間に休眠していた植物が復活する時期に行われるため、成長期に合わせて行うことが重要です。また、春の剪定は、花を咲かせる木や樹木にとっては、花後に行われることが望ましいです。

2、夏の剪定

夏の剪定は、成長した植物を整えるために行われます。夏の剪定は、成長期にあたるめ、成長を促進するために行われます。また、夏の剪定は、特に高温多湿な地域では、病気や害虫の予防にも役立ちます。

3、秋の剪定

秋の剪定は、植物を冬の休眠期に入る前に整えるために行われます。秋の剪定は、植物の成長が落ち着いているため、新芽の発生を促すことはできません。しかし、枝が細くなり、葉っぱが少なくなるため、剪定が容易になります。また、秋の剪定は、病気や害虫の予防にも役立ちます。

4、冬の剪定

冬の剪定は、休眠期に入った植物を整えるために行われます。冬の剪定は、植物の成長が止まっているため、成長を促進することはできません。しかし、冬の剪定は、植物の形を整えることができるため、観賞用の植物にとっては、冬の剪定が最も適している場合があります。

『筆者メモ』 季節によって剪定の目的は異なります。私自身は、夏に葉が生い茂って不恰好になった枝を落とす事が中心でしたが、冬の剪定をおこなうようになってからは、そもそも枝が少なくなっているのでその後の春や夏場の剪定も簡単になりますし、葉が茂っていない時期なので特に背の高い木では作業がとても楽になりました。

庭木の剪定に必要な道具

  1. 剪定ばさみ:庭木の細い枝を切るために使います。刃先が細く、曲がった形状で、使いや すいように柄が長いものがあります。
  2. 切り込みばさみ:庭木の太い枝を切るために使います。剪定ばさみよりも刃先が太く、力を入れやすくなっています。
  3. 鋏(はさみ):細かい枝や草花の手入れに使います。剪定ばさみと似た形状で、刃先が細く、曲がっているものが多いです。私自身は、生花に使われる鋏と果樹の収穫などに使われる鋏を併用して使っています。
  4. ノコギリ:太い幹を切るために使います。手動式のものから、電動式やバッテリー式のものまで種類があります。
  5. 梯子:高い場所の庭木を剪定するために必要な道具です。安定したものを選び、使う際に は十分な注意が必要です。私自身は安定性のある三脚のものを使用しています。

以上が庭木の剪定に必要な道具の一例です。使用する際には、手袋など適切な保護具を着用し、安全に作業を行いましょう。

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よくある失敗とその対処法

庭木の剪定は、庭を美しく保つために重要な作業です。しかし、正しい方法で行われない場合、庭木に深刻な損害を与える可能性があります。以下では、庭木の剪定でよくある失敗とその対処法について説明します。

1、剪定のタイミングを誤る

庭木を剪定するタイミングが誤っている場合、木が十分に成長していないために剪定による影響が大きくなります。また、花木については、剪定のタイミングが遅れると花が咲かなくなる可能性があります。

対処法:庭木の剪定は、春と秋に行うのが一般的です。木の種類や地域の気候によって最適な剪定のタイミングが異なるため、専門書で調べたり専門家に相談することが重要です。

2、適切な剪定方法を知らない

庭木の剪定には、切り口の向きや剪定箇所の選択など、正しい方法があります。不適切な方法で剪定すると、木の成長を阻害し、病気や害虫の発生を引き起こすことがあります。

対処法:庭木の種類に合わせた剪定方法を知るために、専門家からアドバイスを受けることが重要です。また、インターネット上には庭木の剪定方法についての情報が多数公開されています。しかし、信頼できる情報を得るために、複数の情報源を参照することが重要です。

3、過度に剪定する

庭木の剪定を行う際に、過度に剪定してしまうことがあります。木を過度に剪定すると、木が生き残るために必要な葉や枝を失い、木が成長するために必要な栄養素が失われます。

対処法:庭木を剪定する場合は、剪定量に注意することが重要です。剪定量は木の種類によって異なるため、専門家に相談することが重要です。また、剪定する前に、木の成長状態を確認することも重要です。

庭木の剪定中に起こりうる事故には、以下のようなものがあります。

1、落下事故:高い木を剪定する際には、切り落とした枝や木の重心が安定しない場合があります。そのため、作業者が枝や木自体と共に転倒してしまうことがあります。

2、切創・負傷事故:剪定作業をする際には、刃物や鋸などの刃先が非常に鋭利であるため、不注意により手や指を切ったり、作業中に枝が突き刺さって負傷することがあります。

3、落下物による事故:剪定作業中に、切り落とした枝や木が周囲に落ちてきて人や物に当たり、けがをすることがあります。また、作業者が切った枝を拾おうとして、地面に刺さった枝に足を滑らせるなどの事故も考えられます。

4、電気事故:電動ノコギリや電気バリカンなどの電気工具を使用する場合、配線やプラグの不具合により感電事故が発生することがあります。

5、梯子からの転落事故:高い場所での作業には梯子が必要となりますが、不適切な梯子の使用や手すりの欠如により、転倒してしまうことがあります。

安全に作業を行うための注意点について

  1. 作業前には適切な保護具を着用しましょう。例えば、ヘルメット、手袋、安全靴、保護眼鏡などが挙げられます。また、周囲の環境を整えて、転倒や滑落、枝の落下などの危険を排除するようにしましょう。
  2. 適切な道具を使用するようにしましょう。例えば、切れ味の良い剪定ばさみや鋸、はさみなどを使用すると、作業がスムーズに進みます。
  3. 高所での作業には、2人以上で行うことが望ましいです。片方が作業を行い、もう片方が支えるというような形で、協力して作業を進めましょう。
  4. 自分自身の能力を正しく評価し、無理のない作業を心がけましょう。特に高所での作業は危険が伴うため、自己判断で行うよりも、プロに任せる方が安全です。
  5. 事故を防ぐために、常に注意を払いましょう。剪定中は周囲を注意深く見回し、周囲の人や動物が近くにいないか、枝や葉っぱが落下しないかなどに気を配りましょう。

以上のような注意点を守ることで、庭木の剪定作業を安全に行うことができます。自分で行う場合には、無理のない範囲で作業するようにし、高所作業などでは転落すると骨折などの重傷を負う可能性がありますので、特に危険が伴う作業については無理をせずにプロに任せるなど、安全第一で作業を行うことをお勧めします。

庭木の剪定についてのQ&A

Q1: 庭木の剪定とは何ですか?

庭木の剪定とは、庭園や公園などで植えられている木を、刈り込んだり枝を切ったりすることです。樹木の成長や形状を整え、健康を維持するために行われます。

Q2: 庭木の剪定をする時期はいつが良いですか?

一般的に、庭木の剪定は樹木が休眠状態にある冬季が適しています。ただし、種類によっては春や夏に剪定する方が適切な場合もあります。剪定のタイミングは、樹種や目的に応じて適切な時期を選ぶことが大切です。

Q3: 庭木の剪定は自分でできますか?

庭木の剪定は、専門的な知識や技術が必要な場合があります。また、高い場所にある木を剪定する場合は危険が伴うため、プロの剪定業者に依頼することが望ましいです。しかし、小さな木であれば初心者でも剪定することができます。剪定に関する基本的な知識を身につけ、安全に作業するようにしましょう。

Q4: 庭木の剪定の基本的な方法は何ですか?

庭木の剪定の基本的な方法は、木の成長方向に合わせて、不要な枝を切り落とすことです。健康な枝や新しい芽を切らないように注意しながら、木の形を整えるように剪定します。また、枝を切る際は、正しい道具を使用し、切断面がきれいになるようにすることが大切です。

Q5: 庭木の剪定による効果は何ですか?

庭木の剪定による効果は以下のようになります。

・木の形を整えることで、美しい庭園を作ることができる。

・古い枝を切り落とすことで、新しい芽の発生を促進し、樹木の成長を促すことができる。

・病気や虫害が発生した場合、剪定によって病原体や害虫を除去することができる。

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