買取店での査定額に唖然──銀貨をどこで売るべきか?私の実体験から学んだこと
金や銀の国際価格は上昇していて、2025年はどちらも過去最高値を更新しました。
自宅で金や銀を保管している人は、いつ売ろうかと売却のタイミングに悩んでいる方も多いと思いますが、どこで売るのかによっても売却価格は数十パーセントも変わってしまうのが現実です。
以下は、私自身の実体験です。
2025年12月、つい先日、銀貨と金貨を売却するつもりで買取を行なっている店舗3件で見積もりをしてもらった結果をお伝えします。
【実体験】1オンス銀貨を持ち込んでみたら…査定額に驚愕
最初に私が売却を試みたのは、2021年発行の1オンス・ブリタニア銀貨でした。
店舗名や具体的な場所は控えますが、テレビCMを頻繁に見かける大手で、最近駅前にも新店舗を出していたため、事前にネットで調べてから訪問しました。
ホームページには「銀貨は発行年や人気によって価格が異なる」との記載があり、主な種類の銀貨については参考買取価格も明示されていました。
その価格は、大手コイン販売店の売値よりは安いものの、国際価格に近い水準だったため、「まあ、こんなものか」と思い、実際に査定を依頼しました。
【査定の現場】提示された金額に耳を疑う
窓口で対応してくださった方は丁寧な印象で、「銀貨は金ほどは高く買い取れません」と一言添えてから、銀貨を持って店舗の奥へ。
待つこと約10分、戻ってきた担当者の口から出た査定額は——3,500円。
思わず耳を疑いました。
国際価格の半値以下だったからです。
「今回は売るのをやめておきます」と伝えると、「いくらであればお売りいただけますか?」と逆に質問されました。
私は「せめて7,000〜8,000円程度でないと」と答えると、「少々お待ちください、交渉してきます」と再び奥へ。
数分後、「6,000円でいかがでしょうか?」と提示されました。
【違和感と疑問】ホームページの記載は何だったのか?
対応してくださった方には申し訳ないのですが、「コインの価格は国際価格と人気によって決まる」と書かれていた店舗の説明と、実際の査定額との乖離に、正直なところ戸惑いを覚えました。
店舗によってここまで価格差があるものなのか?
それとも、交渉前提の価格設定なのか?
いずれにせよ、これ以上のやり取りは無意味だと判断し、その場を後にしました。
※本記事は、あくまで筆者個人の体験に基づく記録であり、特定の店舗や企業を誹謗する意図は一切ありません。買取を検討されている方の参考になれば幸いです。
次回予告:金貨の査定体験もお届けします
今回は銀貨の査定体験を中心にお届けしましたが、次回は金貨の査定についての実体験を詳しくご紹介します。
銀貨とはまた違った査定基準や価格の動きがあり、非常に興味深い結果となりました。どうぞお楽しみに。


